ハリネズミ用の床材記事、第2弾です。今回は、以前紹介した紙の床材「ごきげん快適マット(ジェックス)」に似ている「やさしいペーパーマット(マルカン)」を使ってみたので、製品紹介と使用感の比較をお届けします。
これまでに紹介した床材記事のリンク
本題に入る前に、以前レビューした記事を貼っておきます。参考になるとうれしいです。
- ごきげん快適マット(ジェックス)
- 広葉樹マット(三晃商会)
- ヒノキア 消臭砂(ジェックス)
紙?広葉樹? 「床材」選びのポイント
やさしいペーパーマット(マルカン)
原材料:バージンパルプ100%(無漂白)
内容量:550g/1.1kg(Amazon限定で+100g)
原産国:日本
参考 やさしいペーパーマット株式会社マルカンホームページ
- 内容量と参考価格(Amazon)
- 1.1kg+100g 1,188円
- 1gあたりの価格
- 約1.0円
ハリネズミ用品の充実で知られるマルカン製のペーパーマットです。
ポイントは、ひも状と正方形の2種類にカットされていることと、(再生紙ではなく)木材からパルプ作成→(無漂白で)カットして製造したものなのでアレルギーの心配が少ない、ということです。
マルカンによると、2種類のカットを混ぜていることで、空気の層ができてふわふわになる、とのこと。ですが、実際に使ってみて、そんなにふわふわな感じはしない…な、と(記事末尾に参考写真があります)。
「ごきげん快適マット」との比較
では、類似商品の「ごきげん快適マット」と比べてみます。果たして、どちらに軍配が上がるのでしょうか…?
価格
2019年3月3日現在の、大手ネットショップ3社での価格を下にまとめました。すべて税込み、送料込み(ただし購入金額が多いと送料無料になる場合は送料ゼロと換算)、割引・ポイント還元は適用後、オンラインモールの場合は最安ショップの販売価格を見ています。
ショップ名 | ごきげん快適マット 1kg | やさしいペーパーマット 1.1kg |
---|---|---|
Amazon | 1,480円 | 1,188円 |
ヨドバシ.com | 691円 | 取扱なし |
楽天 | 758円 | 738円 |
価格勝負、若干「ごきげん快適マット」が有利でした。
商品の出来
前提として、床材に限らず、消耗品は製造ロットごとに商品の出来が変わるというか、ばらつきが多いです。「ごきげん快適マット」を買っている方であれば経験があると思いますが、買うたびに、色が薄い濃い、硬め柔らかめという違いを感じます。
そのうえで、ハリんちに到着した2製品を比較してみました。
ですが…。
どちらの製品にも断裁がうまくいっていないものが一定数混じっていて、甲乙付けがたいという印象でした。
写真を見てみてください。
「やさしいペーパーマット」は、たとえば、正方形の床材が5枚重なっていたり、ひも状になりそこなったグシャッとした形の床材が混じっていたり、ひも状であっても何枚も重なっていたり…。
「ごきげん快適マット」のほうは、正方形の床材がないことを除いて、グシャッとしたものあり、何枚も重なっているものありで、あまり変わらないんです。
ちなみに、袋の底に粉が溜まり、取り出すときに細かいカケラが舞う点は、どちらも一緒です。
というわけで、商品の出来はほぼ五分五分、と思います。
使い勝手
両方とも1カ月近く使用してみて、正直あまり変わりません。
ただし、「やさしいペーパーマット」は、この製品の特長とされる正方形サイズの床材が全体的に少ないです。目視で9割ぐらいはひも状の床材でした。そのため、袋で宣伝している“ふんわり”はほとんど体感できませんでした。
2製品を少し積み上げた写真も載せておきます。左が「やさしいペーパーマット」、右が「ごきげん快適マット」です。左のほうがふんわりしているようには見えませんよね。
ということで、使い勝手の面では、「やさしいペーパーマット」について、特長である正方形サイズの床材がそもそも少なくて、特長になりきれていない点がマイナスです。
まとめ
2製品に性能的な優劣はほとんどなくて、価格だけで決めちゃっていいのでは? というのが、ハリんちが購入したロットからの結論です。
価格調査をしていて、ハリんちが強く思ったのは、“ヨドバシ.comで「ごきげん快適マット 1kg」が最強”ということでした!