ハリネズミの「砂場」は、飼育環境に絶対必要というわけではありません。ただ、実際砂場を置いてみると「あったほうがいいかな」となる、そんなグッズです。この記事は特に砂場未経験の方に読んでほしいです。
目次
砂場のメリット・デメリット
ハリんちは「砂場を置く派」ですが、その理由を単刀直入に箇条書きで紹介します。
一方、デメリットがないわけではありません。これも箇条書きで。
ハリんちとしては、楽しそうに砂場を利用しているので取り上げるのはなあ、と思ってしまいます。常用に不安がある方でも、試しに砂場をつくってみて、様子を見てみてはいかがでしょうか。
ハリネズミ用の砂
では、市販されている砂の中から、ハリんちが使用している2種類の砂の特徴について紹介します。
ハリネズミサンド 1kg(三晃商会)
参考価格(Amazon):900円
質感は、チョークを砕いたもの、ピッチャーがポンポンする「ロジンバッグ」の白い粉、あるいは、砂利道や海岸に落ちている「ペン代わりに白い字が書ける石」みたいな感じです。パサパサとしています。
けっこう粉っぽいので、1日経つとケージ周辺はうっすらと白い粉で曇ります。
また、砂浴びで飛ばした砂はケージの外に飛び出すので、飼い主がケージのあたりを歩くと足裏についたりしますね…。
ハリんちでは、元気くんが使用しています。
おしっこをすると砂は少し湿った感じになり、そこだけ色が違うのでわかります。
単なる濡れた砂といった感じで、つまんでポイできるほど固まるわけではないので、スプーンですくって捨てます。
うんちやおしっこをここですると、確かににおいがしません。それがわかっているのでハリネズミはここで排泄をすることを覚えるのでしょうか?
※本品は少量を誤って口に入れても問題はありませんが、食べ物ではありません。大量に口に入れるようなしぐさがある場合は使用を中止して下さい。
かたまるサンド(スドー)
参考 かたまるサンドスドー主成分のペントナイトは粘土鉱物で、水分を吸収すると固まる性質があるそうです。
質感は軽くてサラサラしています。軽石をごくごく細かく砕いたらこんな感じになるかと思われるグレーの小さい粒々の中に白と水色の粒が交じっています。上記の「ハリネズミサンド」よりも粒は若干大きい印象です。
こちらも「尿臭を抑える」とあります。
すくった感じも重く、これを捨てた後のスプーンにはまだ残骸が付着しています。でも、夜中に砂場でおしっこしたものを朝スプーンですくうと乾燥して固まった状態になっているので、捨てた後のスプーンには付着していません。
花くんがトイレに来た様子。ハリんちでは、三太郎くん、蕾ちゃん、健太郎くんも使用しています。
砂場用の容器
ハリネズミ用の砂場容器も三晃商会などから市販されていますが、ハリんちでは100円ショップで浅めのトレイを買って使っています。
缶ラック350(イノマタ化学)
価格 100円(キャンドゥ)
キャンドゥで売っている、缶ビールを保存するラックなのですが、まわりの高さが86mmとしっかりあるのに対して、出入り口だけ高さが10mmちょっとと砂を入れるのにちょうどいいなということで、元気くんの砂場として使っています(よっぽどちょうどいいのか、出入り口にあごを乗せて寝ることも)。
横と奥に縦のスリットが入っているので、ここだけ透明なビニールテープを貼ってふさいでいます。
カーナ 引き出し収納 ワイド(大創産業)
価格 100円(ダイソー)
DAISOのキッチンコーナーで見つけました。ななめ手前に倒れぎみになっている出入り口(長さ20㎜)が本体より前に飛び出していて、そのいちばんの手前の端のところの高さが30㎜、本体側の高さが40㎜、そこから20㎜で高さ50㎜になるというハリネズミにアプローチしやすいつくりになっています。
欲をいえばもう少しまわりの高さがほしいです。
出入り口はこのようにななめになっています。
さらに「砂」6製品の紹介記事もあります
「はりねずみんみん共和国オリジナル ハリネズミの砂浴び用砂 くるみ」「ZERO 脱臭力に特化したハリネズミ用浴び砂」「消臭砂っ固」の紹介記事
ハリネズミの浴び砂3種類の成分&使用感をレポート
「ハリネズミの砂(リーフ)」「Sand club ハリネズミ 消臭トイレ砂(ナチュラルペットフーズ)」「Sand club ハリネズミ 浴び砂(ナチュラルペットフーズ)」の紹介記事
ハリネズミの「砂」レビュー第3弾|ゼオライトの砂特集
ハムスター用の「さわやか消臭トイレ砂(ジェックス)」「砂浴びのすな(スドー)」
ハリネズミの「砂」レビュー第4弾|ハムスターの砂でも大丈夫? もぜひご覧ください。