ハリネズミについてのよくある質問(飼ったことのない人編)

ハリネズミを飼ったことのない人からよく聞かれる10の質問

友人などに「ハリネズミを飼っている」と言うと、ハリちゃんが身近でない人からいろいろと質問を受けます。まさにハリ飼いあるあるだと思いますが、ここでは本当によくある質問と回答をまとめてみました。

YouTube版があります

この記事の内容はわかりやすく動画にしてYouTubeにも公開しています。


なつく?

基本なつきません

ホントによく受ける質問ですね。

やっぱりワンちゃんネコちゃんを基準に考えている人が多いんだと思いますが、そういう動物ではないですね。あえて犬と猫どっちに近いかといえばネコちゃんかなと思います。気ままでツンデレというやつです。

とってもフレンドリーなハリちゃんもたまにいるんですが(1割ぐらいでしょうか?)、大多数は臆病でかまわれたくない子です。基本オーラは「近寄らないで!」といった感じで、ごはんがほしい時だけ訴えてきます。一部、ごはんがほしいときにネコちゃんみたいに甘えるようにスリスリしてくる子もいますけど、これもあくまで一部ですね。

スキンシップとか抱っこもほとんどの子は本来「好きじゃない」と思います。ただ、されてもなんとも思わない子は4割ぐらいいて、そのほかの子は「やめて!」って感じです。

痛くないの?

おなかはもふもふですよ

ハリちゃんの針は毛が硬化したものです。刺されば痛いですが、どこから触るか次第。毛流れに沿ってやさしく触れば痛くないですよ。

それに、おなかの方は柔らかいハリ肉の上にもふもふの白い毛がふっさふさなので、触ると気持ちいいです。

あんまりしつこく触ったり、強く触ると怒られるのでほどほどに。

それと、臆病な子は特にそうですけど、無理矢理触ろうとしたり、驚かせたりすると、怖くなってフシュフシュ言いながらジャンプしたりします。これで針を刺して敵を追い払おうとするんです。基本この行動で防御に徹するというのがハリちゃんのやり方。健気な子たちですよ~。

別の方法としては、噛み付くというのがありますけど、これを人間に対してやってきたときは相当嫌がっていると思っていいと思います。この噛み付き、ハリネズミ同士のいさかいでは定番の攻撃方法です。相手の首元や脇腹のお肉をガブッと噛んで噛んだまま首を揺さぶって痛くするという。

ハリんちでは過去、お見合い中に女子に嫌われてしまった男子があれを噛まれてしまったこともあります。ああ、痛そう…。

何歳まで生きるの?

2~3年の子が多いのかなと思います。

SNSやYouTubeではちらほら長寿のハリちゃんが目に留まりますが、全体として見るとやっぱり2~3年が一般的だと思います。

長生きできる子は元々体力があって、ハリちゃんの飼育環境や関わり方が上手な場合です。それでも、飼育環境なんかには関係なく病気にかかってしまうこともあるので、そこは仕方ない部分でもあります。

いつもうちの子たちがお世話になっている獣医さんによると、ふらつき症候群とか腫瘍を患うハリちゃんの低年齢化が進んでいる印象があるそうです。
文献では3歳過ぎからと書いてあるのに、今1歳半ぐらいから受診されるケースが増えている、とのことです。

鳴くの?

赤ちゃんと求愛、痛い時に鳴きます!

鳴き声はおおざっぱに3種類ですね。

まずはなんともかわいらしい、赤ちゃんがママを呼ぶ(おっぱいちょうだい!)声です。「ピッ」「ピュィ」といった感じで、これを聞くとママが反応します。

2つめは求愛ボイスです。
男子は女子を見つけると高い声で「ピーピー」と鳴きながら女子の懐にすり寄ります。声はその子によって微妙に違っていて、元気くんのようなハスキーボイスの子もいれば、花くんのようなボーイソプラノのような子もいます。男女の求愛のとき、鳴くのは男子だけです。

ちなみに、求愛ボイスは女子も出します。理由は定かではないのですが、女子同士で求愛行為をすることもあり、男女の場合と同様の光景を目にします。それと、男子同士でも求愛行為はあります。まあどちらもまれだとは思いますが。

3つめは悲鳴。ネコの鳴き声に似ているのですが、「ニギャア!」みたいな声ですね。ハリんちではこの声を聞いたらすぐ現場へ急行します。親子で暮らしているハリちゃんたちがいると、母親が親離れを促すために子どもを噛んで、子どもが悲鳴を上げるんですよね。

何食べるの?

ハリネズミ専用のドライフードをあげます!

ハリ界を知らない人には想像もつかないかと思いますが、ハリネズミ専用のフードは国産でも10種類以上あります。動物性・植物性タンパク質がメインで、植物やフルーツも少し食べるという感じです。好き嫌いで言うとやっぱり昆虫の幼虫(ミルワーム)や甘いにおいのするフルーツには目がキラキラします。

においするの?

あんまりしませんが、多少ケモノ臭があるかな?

ハリちゃんは体が小さいですからね、においは出てもそれほど感じないと思います。でも、抱っこして鼻をくっつけてクンクンすると、やっぱりちょっと動物のにおいはします。においの程度は個体差があるように思います。ハリ沼にハマるとそのにおいがたまらなく好きになってしまいますね。

あとは、うんちをたくさんするので、夜中暴れて翌朝は臭いなと感じる日もあります。

野生の生息地は?

ヘッジホッグを日本語に訳すとわかります

ヘッジ(hedge)は「生け垣」、ホッグ(hog)は「ブタ」なんです。英語ですからヨーロッパ由来の呼び方で、生け垣とか納屋とかに住み着いていたということです。おそらく風を防げて姿が見えにくい場所に住んでいるということなのでしょう。

ただ、それはヨーロッパに生息している「ナミハリネズミ」という種類のことで、日本にいる「ヨツユビハリネズミ」は実は分類が違います。

ヨツユビハリネズミは「アフリカハリネズミ属」という分類で、その名の通りアフリカが起源です。サバンナや耕作地に住んでいて森にはいない、と英語版のWikipediaに書いてありました。

どうやって(どこで)飼うの?

基本的にケージの中で飼います

こういう少し突っ込んだ質問をされることもあります。

ハリネズミは寒いのもダメ、暑いのもダメ、まあ特に寒いほうがダメですね。なので、おうちに放し飼いにすると冷蔵庫の下とかあったかいところにもぐるか、どこにもあったかい場所を見つけられなくて部屋の隅で丸まって寒さをしのぐなんてことになります。

それと、ところかまわずうんちもおしっこもしますし、走っているうちにうんちが出ちゃうなんてこともあるので、ケージで飼うのが基本です。ハリネズミ用のケージは何種類か売ってます。

お散歩するの?

しません!

日本で政府から飼ってもいいよと許可されているのは「ヨツユビハリネズミ」という種類だけなんですが、この種は野生で繁殖しにくいから許可されているという説があります。

ハリネズミにも「ナミハリネズミ」とか「アムールハリネズミ(外国から伊東市に持ち込まれて野生化してしまった種)」とかいくつか種類があるんですね。日本で飼育できるヨツユビハリネズミはあまり強い種類じゃないので、外のお散歩でダニや雑菌を拾ってきてしまう危険性があるので推奨されていないですね。
ただ、不特定多数が出入りしない場所で清潔な場所、例えば戸建ての人のお庭とかならよさそうですね。

もう1点、ハリネズミの天敵のひとつに「鳥」がいるんですが、場所を選ばず外でお散歩させると、鳥たちが寄ってきてハリちゃんがめっちゃ怖がります。ストレスの原因にもなるのでやめましょう。

お金かかるの?

かかるといえばかかります

初期費用としては、余裕を持って6万円ほどあれば、ハリちゃん本人を含めて一通りの飼育用品は揃うと思います。なので、最初にかかるお金はワンちゃんやネコちゃんよりずいぶん安く済むと思います。

ただ、ランニングコストはエサ代だけではなくて冷暖房費が年中かかるのと、通院・手術費用、たとえば手術に10万円かかるなんてこともあります。
もちろん、ワンちゃんネコちゃんに比べて寿命が短いので、トータルでかかるお金はやっぱりワンちゃんネコちゃんより少ないと思います。ただ、病気関係でまとまった出費が必要になることがあるので、頭に入れておいた方がいいですね。

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