ケージは大きいほうがいい? 小さくてもいい?

ハリネズミの飼育にケージは欠かせないアイテムです。もし初めてハリネズミちゃんをお迎えする場合、ケージを置くスペースとケージそのものの事前準備をしておくことをオススメします。
理由を3つほど挙げてみます。

  1. 基本的にケージはそれなりに大きいものですから、ハリネズミちゃんを連れて帰る時に荷物になります。
  2. お迎えしてからケージのスペース取りを検討するとなると、お迎えしたばかりで緊張しているハリネズミちゃんの落ち着く場所がなくてストレスになります。
  3. ケージに限らず飼育に必須のグッズを事前に用意しておかないと、いざお迎えしたときに「あれがないこれがない」となる可能性があります。
迷ったらとりあえず、下記「シャトルマルチ」のサイズ70以上を選ぶことをオススメします。

「シャトルマルチ」シリーズ(三晃商会)の比較

写真は「シャトルマルチ70」

製品名寸法(mm)参考価格(Amazon)
シャトルマルチ50W525×D367×H275
シャトルマルチ60W600×D365×H325
シャトルマルチR70W700×D440×H395
シャトルマルチR85W855×D485×H395
(番外)ルーミィ60ベーシックW620×D450×H315

三晃商会のケージは、ハリ飼いのシェアは相当高いものと思われます。ここでは、同社がハリネズミ用としている4製品+1をサイズと価格で並べてみました。
価格で考えると「シャトルマルチ60」がよさそうに思えます。冒頭でも書きましたが、あくまで「シャトルマルチ70」以上を推します。

なぜかというと、「シャトルマルチ70」と「シャトルマルチ85」の2種類には、ハリネズミちゃんが大好きな「回し車」の大きめサイズ「サイレントホイールBIG」が入れられるのです(回し車については別の記事で紹介します)。しかも上のワイヤーに直接設置できるので、ハリネズミちゃんが激しく車を回しても、倒れたりズレたりする危険はありません。

ハリネズミは意外と大きくなりますので、同じく回し車が大好きなハムスター用の製品ではうまく運動ができません。ですので、大きめの回し車を用意してあげたいのですが、「50」や「60」では入らないため、「70」「85」にしましょう、ということになります。

また、単純にハリネズミは夜よく動くので、小さいケージで飼い始めてしまっても、結局ケージは広めにしてあげたくなります。

番外として「ルーミィ60 ベーシック」を加えたのは、同社がハリネズミ用としているからということもありますが、全体が透明で飼い主的にいろんな姿を観察しやすいからです。

シャトルマルチR70とルーミィは詳細解説記事があります
この記事とは別に、ケージの詳説記事がありますので、こちらも参考にしてください。
SANKO シャトルマルチ R70 レビュー 70cm幅のケージ「シャトルマルチ R70」レビュー ハリネズミのケージ「ルーミィ60 ベーシック」 小さいケージはどのくらい小さい?その1「ルーミィ60 ベーシック」

「シャトルマルチ」シリーズの最大の不満点は、“下が不透明なので、のぞき込まないとハリネズミちゃんの状態が見えない”ということです。ハリんちとしては、ルーミィに70や85がラインアップされていたら最高なんだけどなあ、と思っています。

「シャトルマルチ70」の使用例

ハリんちでは「70」をメインで使用しています。単なる容器と考えるとそれなりに大きいものではありますが、サイズ感は実際の利用環境でだいぶ変わりますので、そのあたりがわかるように、いくつか「70」の写真を載せます。


この写真は、ハウス代わりになるかどうかの検証を兼ねて利用してみた蚊取り器(結局イマイチでした)、エサ入れ、給水器、砂場(手前)を置いていますが、広そうに見えます。


これは、ケージを掃除したときのもので、一時的にハリネズミちゃんに小さい箱に入っていてもらったもので、ハウス、水皿、砂場が置いてあります。先ほどの写真よりも広さを感じないと思いますが、おそらくハリネズミちゃんとケージの大きさの比率がわかるからだと思います。横幅は5~6匹分ぐらい、奥行きは4匹分ぐらいの長さしかないということがわかると思います。そう、ケージの中にグッズを置いていくと、実はさほど広くないんです。


続いて、真上から撮った写真で見てみましょう。先の写真に加えて、大きめの回し車「サイレントホイールBIG(現行品はフラット30)」が設置されていて、ヘチマのおもちゃ、エサ入れがあります。これは元気くん(8カ月)のフル装備のレイアウトですが、どうでしょう、広いと思いますか?

ケージの中は実はそんなに広くない

このような結論になります。

シャトルマルチはサイズ「50」からハリネズミ用ということで売られているので、ハリんちはその昔、「ああ、このくらいのサイズからでいいのね、余裕がある人は大きいサイズを買えばいいってことね」なんて思ったりしたのですが……。
実際「50」で飼育するとなると、生まれて2カ月程度までならいいかもしれませんが、それ以降は狭すぎます。回し車もハリネズミ用の大きめのものが設置できないので運動不足の心配も出てきます。

ケージの中にいろいろなモノを置くためと、ハリネズミちゃんの運動(つまり健康)のために、飼育する部屋に幅70cm~85cmの空間を確保して「70」または「85」を選ぶことをオススメします!

おまけ写真

「70」に「サイレントホイールBIG(現行品はフラット30)」を2台設置したものです。歩く場所がだいぶ減りますが、2匹を1ケージで飼育する場合(ハリんちでは息子の子離れ前に母親と1ケージで飼育していた)に、2台設置すると、夜はかなりにぎやか&コミカルな様子になります。

何かと便利な「折りたたみソフトケージ」(アイリスオーヤマ)

余裕があればサブのケージとしてオススメしたい商品がありますので紹介します。

サイズ使用時寸法(cm)折りたたみ時寸法(cm)参考価格(Amazon)
S幅約53.5×奥行約32.5×高さ約42.5幅約34×奥行約6×高さ約38
M幅約67×奥行約45.5×高さ約56幅約48×奥行約6×高さ約48
L幅約80×奥行約51.5×高さ約66幅約53×奥行約6×高さ約57
参考 折りたたみ ソフト ケージ 全3サイズ POSC-500A・650A・800Aアイリスオーヤマホームページ 普段使いのケージ以外にも用意しておくと便利なのが、折りたたみタイプのケージです。
ワンちゃんネコちゃん用のものなので大きめですが、Sサイズが「シャトルマルチ50」相当、Mサイズが「シャトルマルチ70」相当のサブケージになります。

写真はMサイズ。広げて窓を全部開けたところ。

いつ使うのかというと、ズバリ「ペットホテル用」です。

家を空ける日ができてしまうことはどうしてもあるので、その際に、ハリネズミちゃんを一緒に連れて行くのか、ペットホテルに預けるのか、友だちに面倒を見てもらうのかなどを考えなくてはならないです。

ハリネズミを診てくれる動物病院があれば、だいたいそこでペットホテルしてくれます。それで安心できないのがケージについてで、動物病院(ホテル)にもよると思いますが、「ケージを持参してください」と言われるケースが多いようです。先の「シャトルマルチ」を持っていくのはけっこう大変です。もし多頭飼いしているなら、途方に暮れると思います。

そこで役に立つのがこの折りたたみタイプのケージです。動物病院(ホテル)に行ってから広げればいいので、絶対ラクですね。

MEMO
ちなみに、一緒に連れて行く場合、長時間の電車(新幹線)移動はけっこう気を使う必要がありますし、滞在先でも常に連れて歩くのであれば、ハリネズミちゃんの負担を最低限に抑える工夫が必要です(このあたりはまた別記事で…)。
移動手段に飛行機を使う場合は、航空会社にもよると思いますが、ハリんちでは片道6,000円かかりました。なかなか高いです。

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