ハリネズミ お迎え前の選び方―基本的な付き合い方1

ペットとして迎え入れたハリネズミちゃんと仲良くなりたい!でもどうしたらいいのかさっぱり…? という方に、ハリんちが思うお付き合いのコツを紹介します。
※ここで紹介している内容はあくまで一例です。個体差によって付き合い方は大きく変わりますので、その子をよく観察して、飼い主の気持ちとハリネズミの受け入れ体制のバランスを考えて接してあげてください。

基本的にはなつきませんが…お迎えのコツ

大前提として、「ハリネズミはなつかず、人間に慣れない子もいる」という事実は押さえておきましょう。ワンちゃんなどとは違います。

そんな彼らの中には、人間と付き合いやすい性格の子、生まれてからペットショップに来るまでの経験で人間に慣れている子がいます。そういった子には、飼い主の夢「ベタ慣れ」の性質が備わっている可能性がある! とハリんちは考えています。

逆に、警戒心の強い性格や臆病すぎる性格の子、人間に対して何かしら不信感を抱いている子の心を矯正するのは、かなり難易度が高いです。これは人間もまた同じ…な気がしますね。

きょうちゃん(2カ月)のお迎え直後の様子。警戒心が強く、すぐに床材の影に隠れて出てこなくなりました。エサをあげても出てきません。飼い主が少し不在にして戻るとエサ皿がキレイになっているという…(笑)。

蕾ちゃん(2カ月)のお迎え当日の様子。警戒心はあまりなく、こちらに近づいてきたので手を近づけてみました。ニオイをかぎその後ペロペロなめていました。

お迎えしたい子に簡単なテストをする

いちばん大切なのは「ペットショップでのお見合い」ではないでしょうか。ハリネズミの性格は、特にオスの場合は月日を重ねても変わりにくいので、元々持っている気質を確認したほうがいいでしょう。ハリんちの飼育経験に基づいた現時点での考えです。

※メスの場合(サンプルが2例しかないので断定はできませんが)、幼少期と成熟後では性格が変わり、警戒心が強くなりました。メスには子を産み育てるという役目があるため、ひょっとしたら本能的なものなのかもしれません。

すでにお迎えを済ませている方には申し訳ないのですが、まずはペットショップで自分(飼い主)に対してどのような反応を見せるかをテストすることで、仲良く過ごせる確率は上がると思います。

どんな毛色だろうが、片耳がなかろうが、慣れてくれる子のかわいさはひとしおです。ペットショップでは必ず次の2点を試しましょう。

ハリネズミの目線上に手を出して反応を見る

このときに「近寄ってくる」「においをかぎにくる」「甘噛みしてくる」などの接触を行ってくる子なら、すぐにでもお迎えを!(笑) その子は人間に慣れている可能性が高いです。

逆に「丸まってしまう」「シューシューと威嚇音を出す」などの行動をする子は、人間を怖がっています。飼いながら少しずつ飼い主になれてもらうことはできると思いますが、難易度は高いと思ってください。

おなかの下に手を入れて抱き上げてみる

抱き上げても針を立てない子は合格ですね! 手から逃げようとするのはかまいません。抱き上げられて針を立てるか立てないか、ここが分かれ道です。

ここで、自分で確認すると同時に、ペットショップの店員さんがどのように扱っていて、どのような反応を見せているかも(確認する機会があれば)しっかり見ておきましょう。

もし店員さんが荒っぽく扱っていてたびたび丸まっていたり威嚇しているようであれば、当然ですがそのお店はやめて別のお店を探してください。

元気くん(4カ月)を店員さんが抱いているところ。警戒心ゼロですね(笑)。お迎えの決め手のひとつになりました。

お迎え当日の過ごし方を確認

ペットショップで落ち着いて抱かれた子を意気揚々とご自宅にお迎えした直後、おそらくどんな子でも環境の急激な変化から少し警戒するはずです。用意したケージに入ってもらったら、とりあえずお水だけ用意してあげて、自発的に動き始めるまで飼い主から接触しないようにするのがいいと思います。

元気くん(4カ月)お迎え直後、ショップの持ち帰り用ダンボール製簡易ポーチを開けてすぐの様子です。上の写真に比べて少し警戒心が感じられます(ただ眠そうにしているだけにも見えますが…)。きっと急に場所のにおいなどが変わったためでしょう。

慣れている子であれば、半日もあれば状況を理解して遊び始めますが、当日はスキンシップまではとらないほうがいいでしょう。

元気くん(4カ月)お迎えしてケージの中に入れてあげたところ。すぐにハウスやヘチマトンネルのにおいをかぎ始め、アンティング(なめたあと、においをハリにつけているところ)です。ハリネズミがその場所に慣れるために必要なステップですね。

名前を呼ぶときは反応をよく見てボリューム調整を

耳がいいので、大きな声で名前を呼ぶのもあまりオススメしませんが、目安として、呼びかけたときに、肩をすくめるようにして反応するようであれば、声に驚いていますので、ボリュームを落としてやさしく声をかけるようにしてください。

特に初めてお迎えするならガマンが大切

初めてハリネズミをお迎えする場合は、勘どころがわからないので、そっとしておこうと思っていても、ケージの周りをうろうろしてみたり、ケージの位置をガタゴト調整してみたり(笑)、気になってしまってついつい飼い主が落ち着きなく行動してしまいがちです。

ですがここはグッとガマンしてください。2匹目以降を飼うとその点余裕ができるのですが、初日~数日はエサや水以外は完全に知らん顔をしておくことで、ハリネズミが落ち着いて状況になじめるようになる、そう考えておくといいと思います。

ハリネズミ本人は、飼い主に気付いているのかいないのかわからないような素振りだったりしますが、しっかり認識しています。ハリネズミを信じて数日放っておいてあげてください。

元気くん(6カ月)の頃。慣れている子であれば、近づくと自分から寄ってくるようになる…かもしれません。

ケージは少なくともお迎え当日には必ず用意を!

ハリんちの管理人Mukuが初めてハリネズミをお迎えした日、当日ケージを用意できず、ひと晩だけ段ボールで代用したことがありました。

段ボールのふたは開けたままにして翌朝のぞくと、もぬけの殻! 脱走していたんです。幸いこの時は部屋の隅で丸くなっていたのですぐ発見できました。

お迎えしたばかりの頃はまだまだ身体も小さく、また、家の中はハリネズミが入り込める隙間が思ったより多いので、できればケージはお迎え前に準備することをオススメします。

ただ、初めて飼う時はどんなケージがいいかわからないのも事実。ハリネズミを家に連れてくる際にペットショップでいろいろ聞いて、という方もいらっしゃると思いますが、少なくともお迎え当日には用意するようにしましょう(こちらで紹介しています)。
ケージは大きいほうがいい? 小さくてもいい?

三太郎くん(3カ月)のお迎え当日、落ち着きない様子はあるものの怖がってはいませんでした。

お水やフードもおかまいなし(ペットショップで使っていたのと同じ広葉樹チップ)でグチャグチャ(苦笑)。今思うとスペースも全然たりないですね。

翌朝脱走!

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