元気くん直伝、女の子(姫ちゃん)の口説き方 前編-ハリネズミの子育て&成長日記18(シーズン1.5)-

ハリんちファミリーの初代カップルといえば三太郎くん&蕾ちゃんですが、もう一組、カップル成立が濃厚なカップルがいます。元気くん&姫ちゃんです。ここでは、ふたりの出会いから行動のクセ、求愛から交尾実行後までを、時系列に沿って書いてみようと思います。前後編2回に渡ってお届けします。

今回(前編)は、元気くんと姫ちゃんの性格について、です。

元気くんとの出会い

元気くんとはゴールデンウィーク初日、西新宿のペットショップで出会いました。

ペットショップの店員さんに持ってもらってパチリ。落ち着いてます。

元気くんを含む3匹が1つの水槽、別の3匹が1つの水槽にいましたが、急遽6匹が入荷したとのことで、ゴールデンウィーク中の特別セール、各9,800円(税別)という破格状態。そのうちの1匹(のちの元気くん)は、右耳がないため5,000円(税別)というディスカウント設定。…まあ、正直なところ、お迎え時の生体費用はハリ飼いコスト全体から見るとわずかなので、値引きは重要ではないです。

右耳がないということに驚いたのですが、本人はケロッとしており、むしろ元気いっぱいでした。ハリネズミは基本的に臆病な動物ですし、ケンカなどをして耳をかみちぎられたりしたら、トラウマになってもおかしくないんじゃないか、と思ったのを覚えています。

そんなことを思いながら、手を出したら無邪気に鼻をスンスンしてくる姿に「ああ、この子だ」と直感。ただ、前に飼っていた子を亡くしてからまだ2カ月経つか経たないかというところ、新しい子をお迎えするにあたって、少し飼い主が臆病になっていた部分もあり、その時はお迎えせずに帰りました

ゴールデンウイーク中はあれこれ考えて、もしゴールデンウィークが明けてもまだいたら、それは運命と考えてお迎えしよう」ということにしました。

ゴールデンウイークが明けて最初の土曜日、かれこれペットショップで元気くんと出会ってから12日後のことです。臆病な気持ちは持ちつつも、お迎えしたいという気持ちが大きくなってきていました。もうあれから2週間近く経っていますし、いなくても仕方ないと思いつつ、ペットショップへ。

しっかりいました(笑)。しかも、元気くんは別の水槽にひとりだけ。なんでも、同居2匹とケンカしたようで、隔離されたのだそう。血気盛んな子です。
“こんな危険な子、お迎えして 自 分 が 保 護 しなくては。”

というわけで、お迎えが決まりました。

元気くんの性格

ペットショップやネットなどでは、「お迎え直後(だいたい3日間程度)は環境の変化がストレスになるのでそっとしておきましょう」とアドバイスされます。

ハリんちでもこの点賛成なのですが、元気くんは、お迎え後1時間ほどしてすぐ動き始め、ケージ内を探検したり、飼い主に反応したり。環境の変化にも動じていない! もちろん、だからといって飼い主が抱き上げたりスキンシップを取ることはしませんでしたが、期待通りの規格外ぶりでした。

ペットショップから自宅に連れ帰ってすぐ、ショップ支給の簡易ポーチを開けたところ。寝てたようです。


すぐにケージに移してあげました。周りの物のにおいチェック&アンティングで大忙し。ヘチマも気に入った模様です。とにかく積極的で貪欲。

体は小さいのですが、本当によく食べます。フードは毎回、皿に盛りつけたものをきれいに1回で完食。
水もたくさん飲みます。そしてよくうんちをします。

ちなみに、後々気付いたことですが、ハリんちメンバー6匹の平均的フード量と同量を与えていると、300g→240g程度まで、どんどん痩せていってしまいました。もともと体が小さいので、240g程度でも痩せすぎということではないのかもしれません。ただ、300gあっても体が重そうな感じがしなかったことから、元気くんだけは他の子の1.5~2倍程度与えて、300g台の体重維持を心がけています。

301gの元気くん。

235gの元気くん。

姫ちゃんとの出会い

元気くんをお迎えしてしばらく過ぎました。性成熟を迎え、まもなく1歳になろうという頃。相変わらず活発な毎日を送っていました。そろそろ子作りのチャンスを与えてあげたい、と思い始めます。

そんな矢先にペットショップで出会ったのが姫ちゃんです。

この子はとにかく体が大きい。2カ月当時ですでに元気くんより一回り大きくて、足(の骨)も太いです。顔も、なんとも勝ち気でおてんばな感じ


元気くんより体が大きい点は、少し不安もありましたが、ペットショップで水槽の中に手を差し入れても、怯えたり威嚇したりしなかったことから即決、お迎えしました。

姫ちゃんの性格

姫ちゃんにはそこそこ臆病な部分があって、タイミングが悪かったり、飼い主の手の差し入れ方向が気に食わなかったりすると、丸まったり、針を立てたりすることもあります。姫ちゃんの場合、特に顔周辺に近づかれるのが嫌いなようですね。


回し車やヘチマ、ハウスの屋根登りなど、運動もしますが、


それ以上に食べることと眠ることが好き! な印象。
だからちょっと太めなのかもしれません…。

また、(おそらく)光か風に対して神経質な面があるようで、ケージ全体を布で覆ってあげたほうがアクティブに動き回ります。

ちなみに、こうした飼育環境の調整のヒントは、ネットワークカメラ越しの観察から得られたものです(カメラの記事もあります。よろしければ下記ご参照ください)。
ハリネズミは今何してる? カメラ設置のススメ ハリネズミちゃんたちは、人間に直接見られている時には100%自分を出し切れません。人間がいないとき、ネットワークカメラ越しに見れば、いかに周囲にいる人間を意識していたかに気付くでしょう。

さらに、人間がいなくても、暗い・明るい、寒い・温かい、うるさい・静かといった環境要因で行動の増減が確認できます。
先の「光か風に対して神経質」は、隣に元気くんがいるだけで行動が減ったので、ケージを布で覆ったら、再び活発になったことからの推測です。布で覆っても音は聞こえるので、光か風なのかなあ、という想像です。

前編はここまでです。
後編はこちら。
元気くん直伝、女の子(姫ちゃん)の口説き方 後編-ハリネズミの子育て&成長日記18(シーズン1.5)- 求愛~交尾実行後までの様子をお伝えします。

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