「静音ホイール 31」レビュー:定番の「サイレントホイールBIG」と本気で比較

ハリネズミ用のホイール関連記事、第2弾です。今回は「静音ホイール 31(マルカン)」を買って使ってみました。

これまでに紹介したホイール製品

本題に入る前に、以前レビューしたホイールの記事をご紹介。こちらも参考にしてみてください。

  • 「サイレントホイールBIG」(三晃商会)
  • 「メタルサイレント25」(三晃商会)
「回し車(ホイール)」、プラスチック製とメタル製の違いは?

静音ホイール 31(マルカン)


本体サイズ:W310×D210×H370mm
参考 静音ホイール 31マルカンホームページ 参考価格(Amazon):3,260円
マルカン製の大きめサイズのホイールです。三晃商会「サイレントホイールBIG」よりも一回り大きいので、体が大きい子にはこちらのほうがいいかもしれません。

特徴としては、「サイレントホイールBIG」と同様に、三晃商会のケージ「シャトルマルチ70/85」のワイヤーに取り付けができることです。

MEMO
三晃商会「シャトルマルチ70」の紹介記事もありますので貼っておきます。
ケージは大きいほうがいい? 小さくてもいい?

「サイレントホイールBIG」との比較

では、「サイレントホイールBIG」と本気で比較して、長所・短所を洗い出していきます。

メンテナンス性は一長一短

まずはメンテナンス性です。
「サイレントホイールBIG」は、ホイールの薄茶色部分と白色部分の間にところどころすき間があって、おしっこなどの水分は下に流れてホイールの下に落ちていきます

一方、今回の「静音ホイール 31」は、ホイールの透明部分と茶色部分が完全に接着されてすき間がありません。そのため、水分はホイールの中に溜まったままになります。

この違いがいいか悪いかというのは判断が難しいところです。すき間から水分が流れ落ちるということは、糞尿のかすもまたすき間に溜まりやすいということでもあるからです。

材質としては「静音ホイール 31」のほうが割れにくそう

お掃除をしていると、ついついホイールを床に落としてしまうことがありますよね。
ハリんちでは、「サイレントホイールBIG」のほうは、割れたり、ホイールの薄茶色部分と白色部分のつなぎ目の接着が取れてしまったりという経験が何度もあります。
ですが、「静音ホイール 31」は(落としたことは何度もありますが)まだ割れたことがありません。

なぜでしょう?

2つのホイールを触って比べてみると、「静音ホイール 31」のほうが少し弾力があります。材質の違いなのかな? と疑問が出たので調べてみたら…。はい、少し違いました

この「静音ホイール 31」ホイール部の材質は、PS/PP/PCアロイです。一方、「サイレントホイールBIG」PSです。
「PS」は「ポリスチレン樹脂」「PP」は「ポリプロピレン」「PC」は「ポリカーボネート」「アロイ」は複数の材質を混合することです。

ということは…。素人予想ではありますが、両製品で共通の「PS」は耐衝撃性にやや難のある材質なので、「静音ホイール 31」のほうは、少なくとも、耐衝撃性の高い「PC」を混ぜることで、衝撃性能を上げている、と思いました。

「静音」効果も「静音ホイール 31」のほうが高そう

実際にハリネズミがホイールを回している音に耳をそばだててみると、少し「静音ホイール 31」のほうが静かに感じます。
「サイレントホイールBIG」の場合、ハリネズミのツメがホイールに当たると小さく「カッカッ」という音がするのですが、「静音ホイール 31」ではほとんど聞こえません。これも、「静音ホイール 31」がわずかに弾力のある材質だからかもしれません。

「静音ホイール 31」のデメリットは“大きい”こと

あえてデメリットを挙げると、やはり大きいことです。限られたケージ内スペースを占拠することになります。また、ケージの大きさ(特に高さ)にも注意したいところです。アクリルケージであればスタンドに立てて使うことになると思いますが、370mm+余白=380mmぐらいは必要ですので、確認してから購入しましょう。ケージに入らないという悲しい結果を招かないためにも…。

大きさを気にしないなら「静音ホイール 31」のほうがよさそう

まとめとして、あくまでハリんちの独自見解ではありますが、「壊れにくさ」「静音性能」の2点から、「サイレントホイールBIG」よりも「静音ホイール 31」のほうが優秀、と思いました。

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