「回し車(ホイール)」、プラスチック製とメタル製の違いは?

回し車はハリネズミの飼育上必須のグッズではないものの、しっかり運動して健康でいてもらうために、できるだけ設置したいところです。

プラ製 VS メタル製 メリット・デメリット

プラ製ホイールとメタル製ホイールの大きな違いはおよそ3つあります。

1:回転の中心部が1つか2つか

プラ製ホイールは「コの字状の箱形」の中心部1点に回転軸(ベアリング)が装着。メタル製ホイールは「輪」の両端に渡し棒が付いていて、その中心部2点に回転軸(ベアリング)が装着されています。

2:ケージへ固定できるかどうか

プラ製ホイールはケージのワイヤーに固定することで、ホイール自体が移動したり倒れたりするのを防ぐことができますが、メタル製ホイールはスタンドに立てて使うしかないため、動いたり倒れたりする可能性があります(これがけっこう高確率で起こります)。

3:ホイールの中に傾斜があるかどうか

プラ製ホイールはホイール内に少し傾斜が付いていて、回すときに少し体が斜めになります。メタル製は傾斜がないのでまっすぐに走ることができます。

どちらも、掃除については一長一短です。頻度は人それぞれだと思いますが、どちらもお湯で洗う日はやってきます。プラ製(特にサイレントホイール フラット30)はベアリングパーツとホイールパーツを完全に分離して洗え、サビの心配もありません。メタルサイレントは網を露出させて使っていると掃除で地獄を見ますが、オプションアイテムでベルトを巻けばほぼ解決します。

まとめると、ケージに固定できるかどうかと、ホイール内の傾斜の有無の違いが大きなところ、どちらにもメリット・デメリットがあるということになります。

では、続いて各製品について掘り下げて見ていきます。

メタルサイレント 32/25(三晃商会)

※写真はメタルサイレント25

メタルサイレント 32の本体サイズ:径約320×幅約120mm(ホイール)、W350×D170×H370mm(スタンド含む全体サイズ)
参考 メタルサイレント 32三晃商会ホームページ

メタルサイレント 25の本体サイズ:径約250×幅約100mm(ホイール)、W300×D150×H250mm(スタンド含む全体サイズ)
参考 メタルサイレント 25三晃商会ホームページ

メタルサイレントは、25が「サイレントホイール フラット30」よりも一回り小さく、32が逆に一回り大きい、金属製のホイールです。スタンドに立てて使用します。スタンドがしっかり作られているので安定感があり、駆動音もとても静かです。
一方で、床からホイールの乗り口までそこそこ高さがあるので、小さい子の場合乗りにくいことがあります。

スタンド使用ならではのデメリットも

もう1点、とても大切な点として、ハリちゃんがノリにノってくる夜は、下に潜り込んで倒してしまったり、激しく回したときにその反動で少しずつスタンドごと動いてしまい、ケージに激突、回らなくなったり倒れてしまったりということが割と起こります。
そのため、スタンド状態でも固定できるようにひと工夫加えて使うのがオススメです。こちらはサイレントホイールの静音・制振化に挑戦した記事ですが、メタルサイレントにも活用できる内容です。
ハリネズミの防音・制振対策!回し車がうるさくて寝られないときに 回し車がうるさくて寝られない!ハリちゃんの防音・制振対策

メタルサイレントを選ぶならホイールベルトの併用を

ハリんちでは、三太郎くんをお迎えした当初(3~6カ月)くらいの時にこちらを使っていたのですが、当時SNSで海外の方から(ホイールが網状になっているため)「そのホイールは鉤爪のハリネズミには向かない」とコメントいただいたことがあります。
まあ、実際は引っかかったという話を耳にしたことはなく、杞憂かと思いますが、他にも利点はあるので、メタルサイレントを使うのであればオプションアイテム「ホイールベルト」を併用することをオススメします。

ホイールベルト 32/25(三晃商会)

メタルサイレントの内側にシートを巻いて、網目部分のお掃除をしやすくするオプション商品です。

参考 メタルサイレント32専用 ホイールベルト32三晃商会ホームページ


参考 メタルサイレント25専用 ホイールベルト25三晃商会ホームページ

メタルサイレントの掃除

「サイレントホイール」などプラ製とは違って網状ですき間がたくさんあるため、ホイールで糞尿をすると下に流れていきます。掃除は、網のすき間にうんちがこびりついたりするので、念入りにお湯で洗う必要があります。

もし上記オプションアイテム「ホイールベルト」を巻いて使うのであれば、ベルトだけを取り外してお湯で洗えば済みますが、ベルトを使っていてもホイールの端っこが汚れたりはするので、やはりホイール自体も(状態を見て)軽く掃除したほうがいいでしょう。

プラスチック製ホイール2製品の情報は

執筆当時の比較対象としていた「サイレントホイールBIG(三晃商会)」は生産終了となったため、プラスチック製ホイールについての詳細は下記をご覧ください。
「静音ホイール 31(マルカン)」
「静音ホイール 31」レビュー:定番の「サイレントホイールBIG」と本気で比較

「サイレントホイール フラット 30」
サイレントホイール フラット 30 レビュー | オススメ!ハリネズミの定番回し車の後継品

サイレントホイールBIG(三晃商会)※生産終了品


後継品のレビューがあります
※本商品は廃番となっており、後継品「サイレントホイール フラット 30」が販売中です。

サイレントホイール フラット 30 レビュー | オススメ!ハリネズミの定番回し車の後継品

この先は当時の記載内容をそのまま残したものですので、最新情報は上記記事をご覧ください。

本体サイズ:径約300×幅140mm(ホイール)、約W305×D190×H360mm(ワイヤースタンド及びロックナットも含んだ全体サイズ)
プラスチック製、大きめのホイールです。シリーズには小さめのものもありますが、ハリネズミの体長を考えると、このBIGサイズがいちばんだと思います。同社ケージ「シャトルマルチ70」「シャトルマルチ85」には、ケージのワイヤーに直接固定できて便利です(シャトルマルチの解説は)。
ケージは大きいほうがいい? 小さくてもいい? ワイヤースタンドも付属していて、自由な位置に立てて使うこともできます。ただし、ハリネズミが本気を出して漕いだり、下に潜り込んだりして遊ぶと位置が動いてしまうので、シャトルマルチを使うのであれば、ワイヤーに固定して使うほうがいいでしょう。

回転部には特許取得済みのベアリングを使っていて、「サイレント」の名に恥じず、駆動音はほとんどしません。ただ、回している時にハリネズミちゃんの爪とホイールがぶつかる音、ケージが揺れる音はしますので、完全な「無音」ではありません。また、ホイールを回している最中にうんちが漏れちゃったりするので、匂いのことも考えると、寝室とは別のお部屋で回してもらうほうが飼い主は安眠できると思います。

シャトルマルチ75に固定したサイレントホイールBIGを回す元気くん(5カ月)。すでにホイールにフンが散乱していますが、気にする様子はありません。

使用後に汚れていないことはまずないので、毎朝お湯に浸けてこびりついた糞尿を粗く取ってから、洗剤で洗います。これは日課ですね。こちらの記事で方法を紹介しています。
ハリネズミはどのくらい汚す? お掃除の心得とグッズ紹介

このお洗濯時に、落としたり、ぶつけたり、強くこすりすぎたりして、割れてしまうことがあります。基本的な耐久性は十分あると思いますが、プラスチックなのでこうした割れは起こるものと思った方がいいでしょう。

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