ハリネズミの給水器にはいくつか種類がありますが、一日中使うものなので実はとても大切。ハリんちでは紆余曲折の末、重りが入ったドーム型の給水器に落ち着いています。ハリ飼いの方にはわかってもらえると思うのですが、意外と悩みの種になるのです、この給水器。今回はその「紆余曲折」をご紹介します。
水皿に床材が入ってしまうのに困っていた
ハリんちでは、吊り下げ型の給水器(ドギーマンの「小動物専用ドリンカー 100mL」)を1匹が使っていたものの、他の子はすべてケージ床に置く水皿(マルカンの「ハムちゃんのコーナー食器」)を使っていました。
これらの商品は過去記事で紹介しています。
さて、メインで使っていた「ハムちゃんのコーナー食器」は、角っこに置けば省スペースということで便利でした。
ただ、困った点も。ハリちゃんが暴れるたび、紙の床材が皿に入り込んで吸水、それをつたってケージまで水が染みこんでくることが日常的にありました。
ひどいときには、たっぷり入れた水皿が床材のおかげでカラカラになっていたり…。また、ハリちゃんが汚れた手足を突っ込んでくるので、それで汚れることも多々。
かといって、入れる水を減らしてしまうと、今度は深すぎてハリちゃんが飲みにくい…。なので、たっぷり入れて、床材が入ったら交換ということを繰り返していました。
紙の床材をやめたらいいじゃないか
「紙の床材をやめれば?」という声が聞こえてきそうですが、ハリんちでは、紙の床材にメリットを感じているんですよね…。具体的に言うと、
- ハリちゃんたちが自分の寝床調整で使う(巣作りをする)
- 床でうんち・おしっこをしたときの消臭効果
- 床でうんちとくっついて掃除しやすくなる
飲み口が小さいドーム型給水器ならいけるのでは?
なんとかマシにする方法はないかといろんな商品を見ていたときに出会ったのが、三晃の「ドームサーバー」です。お水はたっぷり入るけど、飲み口は小さめなので、床材がモリモリ入る危険性が減るかなと思ったのです。
- 容量:200cc
- 本体重量:約285g
- 水を入れた最大重量:約485g
- 参考価格(Amazon):1,600円
でも、期待していた「床材が入らない」は微妙な感じでした。ハムちゃんのコーナー食器よりは入る量は減りましたが、やっぱり入って来るのです。
そこで今度は、飲み口をケージの隅に向けて置くことにしました。
結果は「ちょっと入る」で、完全には解決できませんでしたが、だいぶマシになったと思います。ハリちゃんが手足を突っ込んでくる現象も、「コーナー食器」よりはマシという感じになりました。
ドームサーバーの使い方
使い方も説明しておきます。
この商品は、透明な上ブタと水飲み台のふたつのパーツでできていて、水をセットするときは、上ブタを逆さにして水を入れて、水飲み台も逆さにして上に載せて、かみ合わせるように取り付けます。
このとき、上ブタに印刷されているロゴ部分と水の飲み口が同じ方向に向くようにしてセットして、カチッというまで軽く回します。
上ブタと水飲み台の両方に、正面に水を通すための切り欠きがあります。正しくセットできると、この切り欠きがまっすぐ揃う(縦長の穴になる)ので、そうなったかどうかを確認するのもいいと思います。
これ、正しくセットできていないと、当然ふたつのパーツが外れて水がバシャーッとなってしまうので、何回かはセット方法を練習したほうがいいと思います。
ちなみに、実は背面に目印になるスジが入っていて、三晃はそれを目印にセットしてねということなのですが、ロゴのほうが見やすいのでハリんちではロゴを目印にしています。
ちょっとしたポイントとして、上ブタに水を入れるとき、入れすぎると水もれしてしまう場合があるので、上ブタのロゴ部分ぐらいまで入れるのがちょうどいいと思います。
洗うときは、ふたつのパーツのかみ合わせ部分はミゾになっているので歯ブラシなどでこする必要があります。
ほかの部分は手やスポンジで簡単にゴシゴシするだけで大丈夫です。そもそもあまり水あかがたまりにくい印象なので、お手入れはラクなほうだと思います。
現状ベターな商品。ハリんちの全員に使用中
このドームサーバーは、決して完ぺきというわけではないですし、お値段もそこそこするのですが、ふつうの水皿よりは汚れにくく、どんな子でも水飲みに来てくれるので、悪くない商品だと思います。
ハリんちでは、お店でも自宅でも、全員に使っています。