ハリネズミをお迎えする前に用意・考えておきたいこと

初めてハリネズミを飼おうとしている方、興味がある方向けの記事も書いてみます。

チェックリスト的に読んでもらえるとありがたいです!

絶対考えておきたいこと…

生き物を迎える覚悟をする

ハリネズミは「小動物」で手間もかからなそうということで、飼う前は気軽な気持ちになりがちです。

ですが、小さかろうが大きかろうが生き物は生き物で、しかもけっこうびっくりするくらい人間に近い複雑さを持っています。言葉はしゃべれませんし、なつきませんが(疑似的になついたように感じる状態まで持っていくことはできます)、生きる意思を持った立派な動物です。

糞尿の掃除が必要ですし、体調がすぐれない日にはエサを食べず、飼い主を困らせたりもするでしょう。人間がかかるような病気にもなりますから、病院に連れて行くこともあるでしょう。小さな体が起こす想定外の事件……、覚悟と愛情がなくては務まりません。

ハリネズミはそんな生き物です。“迎えた日からお別れの日までしっかりとお世話をする”と覚悟したうえで、お迎えしてほしいと思います。

覚悟を決めたうえで彼らを思いやりながら過ごす時間は、幸せに満ちたものになる。ハリんちもひとりの飼い主として、そう断言します。

ハリネズミを診てくれる動物病院を探しておく

近隣にある動物病院でハリネズミを診てくれる施設を事前に押さえておくのがオススメです。購入を予定しているペットショップに尋ねてみるのもいいでしょう。

お迎えする前にはほとんどの飼い主さんがここまでは考えていないと思いますが、実はとても大切なことです。理由はふたつあります。

  1. いわゆる「動物病院」は犬・猫を対象とした医療機関がほとんどです。ハリネズミをはじめとする「小動物」「エキゾチックアニマル」まで診てくれるところは少ないのです。
    その割には、体調がよくなかったり、ダニがいてかゆがったりと、病院のお世話になることはちょいちょいあります。
  2. 家を何日か空けるときに、ハリネズミを診てくれる動物病院がペットホテル業もしてくれる場合が多いです。犬・猫の動物病院では、ハリネズミは預かってくれません。

絶対に必要なグッズ!

エサ

エサにはいろいろ種類があって、食べたことのないエサに手を付けないことがあります。そのため、まずはショップで与えていたエサと同じ物を与えるのがオススメです。

お迎えする子を決めて、引き渡しの手続きをしているときに、与えているエサが何か聞いて、同じものをその場で買っておくといいでしょう。

ハリんちが使っているエサはで紹介しています。
エサ(1)メインフードの選び方 エサ(2)補助食品は必要?

ケージ

ハリネズミは放し飼いできませんので、必ずケージを用意しましょう。

仮に家の中で放し飼いをするとどうなるでしょう。お迎えした直後は怯えているので、広大な空間に立ちすくみ、ストレスがどんどん増えていくような気がします。また、状況を理解できる状態になったら、今度は物陰を探して歩き回り、すき間に逃げ込むでしょう。ふつうのお家でしたら、ホコリだらけの家具のすき間、冷蔵庫の下、洗濯機の脇など、行ってほしくないところにしか行きません。救出するために払う労力の大きさたるや…。

ハリんちがオススメのケージはで紹介しています。
ケージは大きいほうがいい? 小さくてもいい?

床材

ハリネズミの飼育には、床材を使うのが一般的です。用途は、糞尿の吸収、クッション(活発ですのでケージ内で登ったり降りたりをしますので)、巣作りの材料といったところです。これも種類はいろいろあるので、を参考にその子に合った床材を用意してあげてほしいと思います。
紙?広葉樹? 「床材」選びのポイント

エサ入れ・給水器(水皿)

エサは小さい粒やゼリーなので、衛生面の理由でエサ皿が必要です。

また、水をよく飲むので、給水器または水用の皿を用意してください。水は新鮮な水道水で、一日一回は交換するというのが鉄則です。

ハリんちが使用している容器はで紹介しています。
どんな容器がいい? 「エサ入れ」「給水ボトル」「水皿」選びのポイント

回し車(ホイール)

ハムスターでおなじみの回し車ですが、ハリネズミも大好きです。単なるおもちゃとしてであれば「絶対に必要」ではないのですが、ハリネズミは、野生ですと一晩を長距離移動する動物です。運動不足で体も心も不健康にしないためのグッズとして、必ず用意してほしいと思います。

ハリんちが使用している回し車はで紹介しています。
「回し車(ホイール)」、プラスチック製とメタル製の違いは?

なるべく用意しておきたいグッズ

ハウスまたは寝袋

ハリネズミがリラックスできるように、隅っこや影になる場所を用意しましょう。

まずは木製のハウスを用意するのがオススメです。どちらかというと広めより狭いところのほうが好きなようで、ハリネズミの体長の1.5倍程度もあれば十分そうです。

寝袋は寒さに弱いハリネズミの体温調節にも一役買ってくれますが、入りたがらない子もいます。

※ハリんちで使用しているハウスと寝袋の紹介記事は現在準備中です。

体重計

最初の段階で体重計を用意している飼い主さんは多くないと思いますが、ハリネズミの健康管理という飼い主の大事な役割のため、できるだけ用意しておきたいところ。料理用の電子秤を用意すればOKです。

用途は、エサの量が適切かどうかを確認するためで、太りすぎによる病気、寿命への影響を抑えられます。

※体重管理についての記事もあります↓。よろしければどうぞ。
ハリネズミのベスト体重は何グラム?体重の管理方法

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