回し車をサビから守る!掃除とお手入れのコツ

ハリネズミ用回し車をサビから守る!掃除とお手入れのコツ

ハリちゃん用のプラスチック製回し車に採用されている金属のベアリング機構は、水がかかると内部まで錆びて、回転音がうるさくなったり、回転が重くなったりしてしまいます。ここでは、それを防止する掃除の仕方とお手入れの方法を紹介します。

まず、ベアリングとは何か?

回し車は軸を中心に回転しますが、この回転を摩擦なくスムーズに行うために採用されているのが「ベアリング」という円形の機構です。大小の円柱の間に小さい鉄の玉がたくさん並んでいて、スムーズかつ安定した回転運動を伝える役割を持っています。
ベアリング(Wikipediaより引用、投稿者:Solaris2006)

Wikipediaより引用(投稿者:Solaris2006)

一見たったふたつの鉄板だけのシンプルな構造に見えて、実はその中にたくさんの玉が入っているので、これに水がかかってサビると(分解清掃ができないですし)とてもやっかいです。
おそらく回し車を使っているハリ飼いさんやハム飼いさんなど、かなりの人がベアリング部分をサビさせてしまった経験があると思います。そのままにしておくと回らなくなってしまうのでなんとかしなくてはなりません。

「静音ホイール31」(マルカン)の掃除

「静音ホイール31」(マルカン)の外観

この製品はとっても静かで回転も安定していていい商品なのですが、唯一の弱点がベアリングがサビやすいことです。構造上、ホイールとベアリングが一体化しているので、お湯で洗うときにどうやっても水をかぶってしまいます。
静音ホイール31:新品のベアリング部と一度サビたベアリング部の違い

最初に記事を公開したときの記載内容

ここで、最初にこの記事を公開した当時の記載内容について触れておきます。ハリんちでは、サビ落としと潤滑剤として「クレ5-56」を使用し、日々のお湯洗いはベアリング部分を養生テープで塞いでいました。
呉工業「KURE 5-56」
養生テープでベアリング部を塞ぎます
この流れを紹介し記事を公開したところ、SNSで数名の方からコメントをいただき、改めてお手入れの方法について見直すことにしました。
また、「クレ5-56」の販売元呉工業にも「このような回し車に5-56を使うのは推奨できるか」を問い合わせたところ、短信ですが「使用はお勧めしないので控えてください」という旨の返事をいただきました。
理由については教えていただいていませんが、とにかく非推奨ということはわかったため、以下、大幅に記事内容を変更します。

AZ(エーゼット) CKM-001 超極圧・水置換オイルを使ってみた

AZ(エーゼット) CKM-001 超極圧・水置換オイル
参考 AZ CKM-001 超極圧・水置換スプレーエーゼット SNSで経験者の方から教えていただいた、大阪のエーゼット社が製造販売する機械や自転車用のオイルスプレーを注文し、到着したので早速使ってみました。

メーカーの説明

缶の裏に記載されている「特長」文面を引用します。
「強力な極圧性と防錆性を兼ね備えた超高性能の潤滑防錆スプレーです。チェーンやワイヤー、ベアリング等の金属部品に起こる焼付きや金属摩擦を防ぎ、優れた潤滑性能を発揮します。高荷重および水がかかる過酷な状況下でも潤滑効果が持続します。極圧性能に加え、水置換効果により金属表面のわずかな水分も浮き上がらせ、優れた防錆力で錆から金属面を守ります。シリコン系の成分が含まれていないため、脱脂洗浄後の塗装作業に影響を与えません。」

また、「用途」欄には
「●機械、自転車、バイク、その他各種チェーンの潤滑。(シールチェーン対応)●ワイヤー、ベアリング、ギア、駆動部、金属接触面などの長期潤滑●各種機械の高荷重極圧時の潤滑、焼付き防止●組み立て初期のならし運転時の潤滑、かじり防止)」
と書かれており、しっかり「ベアリング」が含まれていました。

使い方とファーストインプレッション

スプレーはノズルがスプレーと一体型。クレ5-56のように使うたびに付け外しの必要はありません。取り外すこともできました。
CKM-001はノズルが一体型です

早速静音ホイール31のベアリング部にシュッと吹いてみました。
CKM-001を静音ホイール31のベアリング部に吹いている様子

まず、においはほとんどありません。また、思ったほど飛沫が飛ばない印象でした。オイルはサラッとしているのか、すぐに見えなくなりました。
CKM-001を吹いたあとの静音ホイール31のベアリング部

実験1:水をどの程度はじくのか

CKM-001と5-56の両方で、水をどの程度はじくのかテストしてみました。方法は簡単です。シンクに両方のスプレーを吹いて、その後(回し車はお湯で洗うので)お湯を流し、はじき方を見てみるというものです。
結果はこの通りです。左がCKM-001、右が5-56です。
シンクにCKM-001とクレ5-56を吹いた状態
お湯を流してCKM-001とクレ5-56を吹いた部分の状態を観察
一目瞭然なのですが、CKM-001を吹いたほうは水分が細かくはじかれていて、油分が流れていませんが、5-56はお湯で油が流れてしまったように見えます。

次に、ベアリングに各スプレーを吹いてからお湯で流して、水を拭き取る前のベアリングの状態を見てみました。

各スプレーをベアリング部にたっぷり吹いた状態。左がCKM-001、右がクレ5-56
お湯で流した状態。左がCKM-001、右がクレ5-56
これはちょっとわかりにくいですが、CKM-001を吹いたほう(左)のベアリング部に残っている水分の粒が小さいです。やはりCKM-001は水をはじいてくれている可能性が高そうです。

実験2:ハリちゃんがにおいを気にしないか

次の実験は、ハリちゃんが気にするものかどうかです。この写真のようにCKM-001と5-56のノズルを大吉くん(1歳)に近づけて、興味を示すか試してみました。
CKM-001のノズルをハリネズミに近づけてみた
クレ5-56のノズルをハリネズミに近づけてみた
結果は、CKM-001はスルー、クレ5-56はちょっと近づいてきました。人間でも5-56は石油臭がするので納得です。ということは、CKM-001のほうは、もしホイールに少し残っていてもハリちゃんが舐めて困ったことになるという可能性が低そうです(断言はできません。あくまでハリんちの観測範囲内での結果です)。

引き続きテストを継続します

引き続きCKM-001を使用して毎日ハリちゃんに使ってもらい、毎日のお湯洗いを12月まで続け、変化を観察します。その結果をこちらに追記していきます。

「サイレントホイール フラット30」(三晃商会)の掃除

「サイレントホイール フラット30」(三晃商会)の外観

この製品はホイールとベアリング部が分離できるので、お湯洗いで水に濡れる心配がないという優れものです。
ホイールとベアリング部が別々になる
とはいえ、気を抜くとベアリング部がサビることがあります。洗った後のホイールの水分がしっかり拭き取れていなかったときです。拭き取りの際には、こちらの接合部の水気はしっかり取るようにしましょう。
この接合部に水気が残らないようしっかり拭き取る

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