ハリネズミの皮膚トラブル:夏場の肌の乾燥

ハリネズミの皮膚トラブル:夏場の肌の乾燥

ハリネズミに多いトラブルの1つに皮膚トラブルがあります。原因は、アレルギー、ダニ、カビ、乾燥によるものなどさまざまです。今回はさくらちゃん(当時5カ月)の皮膚炎についてまとめてみました。

ある朝、口の周りとまぶたのところにブツブツが

それは、さくらちゃんがもうすぐ6カ月になろうという時でした。ある朝、顔にブツブツができていました。部分的にかさぶたのように見えるところや赤くなっているところもありました。多くは口の周りでしたが、まぶたと鼻の横にもありました。
ハリネズミのまぶた・口の周り・鼻の横の皮膚炎


ハリネズミの鼻の横・涙袋の皮膚炎
病院に行く前の状態。まぶたのところ数カ所と口の周り、鼻の横が赤くなっています(白い粒々は砂場で使っている砂が付いたもの)。

急に悪化したのか、徐々に悪化したのか?
どちらかというと急だったように思います。というのは、ハリんちでは朝と夜、2回ごはんをあげているのですが、その際、多少なりとも顔を見ているので、何かあれば気づいたと思うんです。

時季はまだ残暑が残る9月下旬。気温も高く暑いのでエアコンはつけっぱなしにしていました。

すぐに動物病院へ

症状がこれ以上ひどくならないようにすぐ受診することにしました。
病院に行くと、まずダニとカビの検査をしましょうということに。ダニは結果がすぐわかるけれど、カビは結果がわかるまで日にちがかかるということでした。

ダニの結果は10分くらいでわかり、こちらは問題ありませんでした。どれが原因でもショックだけれど、ほかのハリちゃんたちへの影響を考えると、ダニが原因でなくてよかったとひとまず安心しました。

そうすると原因はカビか? アレルギーか? 乾燥によるものか?ということになりますが、先生に床材には紙を使っていることをお話しすると、「カビの結果をみないとはっきりしたことは言えないけれど、おそらく乾燥によるものかと思う」と言われました。

抗菌薬で治療開始

先生によると、「乾燥して肌がかゆくなってかいたところから菌が入って炎症を起こした可能性が高い」とのことで、抗菌薬シロップを飲んで、まず炎症を抑えることに。「ハリちゃんにかくのをやめさせる方法はないので、何とも言えないけれど、治るまでもしかしたら少し長期戦になるかもしれない」ということも言われました。

薬がなくなったら再受診、もしその間に患部がひどくなるようなら即受診することにして、その日からしばらく投薬生活になりました。それと同時に濡れタオルをケージの近くにかけて乾燥しないようにもしました。
ハリネズミの皮膚炎、動物病院の診療明細書


皮膚炎の処方薬「バイトリル」
診療明細書と処方された抗菌薬「バイトリル」。シリンジの赤い目盛りの印のところが1回分。

受診翌日のハリネズミ。口のまわりに皮膚炎
受診の翌日。正面から見ると口の周辺の広範囲が赤くなっているのがわかります。

ご多分にもれず、さくらちゃんもシリンジから薬を飲むことは嫌がったので、薬は朝と夜のごはんに垂らしてあげました。
先生の言葉どおり、すぐにはよくなりませんでしたが、1週間過ぎたころにはブツブツや赤いところが目に見えてよくなっていき、幸いにも先生が心配されていた長期戦にはならずに、2週間で皮膚もきれいになっていきました。

2週間後の再受診でカビは陰性

処方された薬がなくなった2週間後が再受診のタイミングだったのですが、かゆがってもおらず、外見上皮膚もすっかりきれいになったので、一度電話で再受診するべきか聞いてみることにしました。
さくらの様子を伝えると、カビの検査結果が出ているということでその場で教えてくれました。結果はカビの検査も問題なし。

新たなブツブツがなく皮膚もきれいになっているのならもう薬の必要もないと言っていただき、さくらちゃんの治療は1回の受診と2週間の投薬で無事終了しました。

今回の原因はやはり先生の予想どおり、乾燥でした。乾燥によるかゆみのため、かいたところから菌が入り、さらにまた違うところをかくことによってそこにも菌が入り…と連鎖的に患部が広がっていったようで、結果、乾燥を原因とする細菌性皮膚炎というのがさくらの診断でした。
薬が効いて元気に回復したハリネズミ


現在1歳になったさくらちゃん。以降、トラブルもなく元気に過ごしています。

温度管理とともに湿度管理が大事

温度管理はもちろんですが、乾燥にも気をつけてあげることが、ハリちゃんたちが健やかに過ごしてくれることにつながるということをこの時に痛感しました。

また、受診した際、先生といろいろお話する中で、「小さい時はまだ免疫がしっかりついていないこともあり、ちょっとの体調の変化ですぐトラブルが起きがちだったり、大人のハリちゃんだったら全く症状が出ないようなことでも症状として現れ、さらには悪化させることもあるので、特に性成熟する6カ月くらいまでは気をつける必要がある」ということも話してくださり、すごく勉強になりました。

この記事をまとめるにあたり、ハリんちには小さい子ハリちゃんたちもいるので気をつけなければと、気持ちを新たにしました。

さくらちゃんの経験が、少しでもお役に立てば幸いです。

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