バー店舗で見習いとして暮らす、お鼻のブチが特徴のパイド男子、大吉くん。4カ月頃から店舗で暮らし始め、6カ月を過ぎた頃から朝フラフラとバランスが取れないような動きを見せるようになり、動物病院を受診、診断結果が出て現在に至るまでのお話です。
長距離移動が引き起こした鼻炎
大吉くんはハリんちで生まれた子ではなく、とある縁で引き取りメンバーに加わった子。
後で知ったことですが、引き取りの経緯に問題がありました。大吉くんのママは3歳3カ月の高齢出産のため、2019年11月25日にベビちゃんたちを出産後、産後37日目の12月31日に亡くなってしまったのです。また、2020年1月8日、月齢約1カ月半と幼いうちに極寒の時期に車で兵庫から大阪へと長距離移動させてしまったのもよくなかったです。
そのような状況でハリんちに来た大吉くん、その日から早速鼻からピューピューと異音が出ていて、くしゃみもしていました。また、ごはんを食べるスピードが遅いのも気になりました。
1日様子を見ても症状が変わらないため、お迎え3日目の1月10日動物病院を受診。
獣医さん
獣医さん
この日の通院以後、少しずつ症状がよくなっていき、1月16日、1月23日と3回通院して吸入、完治しました。
原因は長距離移動で鼻炎になった、これでまず間違いないでしょう。
大吉くんは鼻炎の回復に伴ってみるみる元気になり、ハリんちの環境、飼い主にも慣れて、手に乗ってくれたりもするようになりました。
その頃の様子はYouTubeでご覧いただけます。
4カ月で店舗暮らしに。2カ月ほど経ち異変が
約4カ月となった3月23日、店舗で暮らしていたカルビちゃんを交配・出産のため自宅に帰省させるタイミングで、入れ替わりで大吉くんには店舗暮らしをしてもらうことにしました。
この時点では、今回の主題、フラフラの症状は出ていませんでした。
フラフラするなあと感じ始めたのは6月ごろ、店舗で暮らし始めてから2カ月が過ぎた頃からです。
朝、ケージの掃除でケージワイヤーを外すとムクっと起き上がるのですが、バランスが取れずコテっと転んでしまうのです。最初に見たときはたまたまかと思いましたが、毎日そんな様子で、起きて少し経っても経っている時に体がフラフラ左右に揺れ、バランスをとりにくそうにしています。
その様子を動画に収めてあります。
もしかしたらふらつき症候群かもしれない。怖くなりました。まだ6カ月なのに。
動物病院で血液検査
病院に連れて行ったのは6月19日。1月に診てもらった先生とは別の先生を指名しました。
しっかりと調べるため、レントゲンと血液検査を実施。
獣医さん
血液検査のほうではひとつ、腎臓の数値が引っかかりました。
ただ、先生は
獣医さん
まだ大人になりきっていないうちは、その日の水分量や血液を採取した時間も検査結果に影響してきます。
今日はいったんここまでにして、いつものように生活してまた2週間後にその数値だけ見てみましょう
もう一度血液検査
次に受診したのは7月17日。先生に言われていた2週間よりも受診が遅くなってしまいました。
再び血液検査をしました。その結果は、すべて正常値。
獣医さん
獣医さん
また、1月の通院理由の鼻も診てもらいました。
獣医さん
獣医さん
異常はなくてよかったものの、モヤモヤも残る
今回、ざっくり言うと単なる低血圧で基本的に健康そのものという診断結果になりました。
深刻な病気ではないとわかってホッとした反面、フラフラはそのまま続いているので、大丈夫かなと思う気持ちも残っています。
異常が見つかったらあれこれ考える前にまず病院、これは鉄則です。ただ、今回のように解決しないものもあり、つくづくハリ飼い道は奥深いと思います。
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